10 May 2017
離せ!俺はどうしても知りたいんだ!
しんです。
最近手持ちの趣味ブログから成約型アフィリエイトの売上が上がっています。そこで気になるのがコンバージョンキーワード(成約したユーザーが使った検索ワード)です。
でも最近のGoogleやYahoo!の仕様で、コンバージョンキーワードを調べることが非常に難しくなりました。数ある優秀な検索ツールもほぼほぼ役に立たないのが現状です。
そんな中、なんとかコンバージョンキーワードを知りたい!というあなたのために、私が2017年5月現在行っている、解析ソフトを併用したコンバージョンキーワードを力技で調べる方法をお伝えします。そして最後に逆説的なことも書いています(笑)。
目次
成約型アフィリエイトの売上アップに欠かせないコンバージョンキーワードの存在
物販・サービス系アフィリエイトの場合、ユーザーの悩みを言語化して理解する必要があります。アドセンスメインのブログの場合はひたすらPV数を集めればそれでお金になるのですが、成約型アフィリエイトは脳みそに汗かかないとお金になりません…。
ではどうやってユーザーの悩みを知るのかというと、リサーチです。これは当たり前ですね(笑)。リサーチには記事を書く前のリサーチと記事を書いた後のリサーチとがありますが、今回は後者のお話です。
簡単に言うと、成約に繋がったキーワードを知るということになります。例えばサプリメントを紹介している記事から売上が上がりました。そのサプリを購入してくれたユーザーは、どんなキーワードを検索エンジンに入力し、どのページから入ってどのリンク先(広告主のLP)へ離脱していったのか?そんなことを知る必要があります。
成約に繋がったキーワードを知ることができれば、記事内容を改良することができますし、次の記事タイトルの参考になります。こんなことを繰り返していくことがPDCAを回していくことになって、結果的に収益が膨らんでいくのですね。
問題はそのコンバージョンキーワードを知ることが非常に難しくなったということが今回のお題になります。
ユーザーの検索クエリがSSL化によって分からなくなった
元々Googleによってユーザーの検索クエリが去年ぐらいからほとんど分からなくなっていました。※検索クエリはユーザー側視点のキーワードという意味で、キーワードとの違いはただ単に呼び方の違いです。
2017年の初頭には、まだYahoo!の検索エンジンを使っているユーザーの検索クエリだけは知ることができたのですが、それも3月ぐらいにはほぼほぼ隠されてしまいました。これは検索エンジンのSSL化が進んだからです。
なぜ検索エンジンは検索クエリを隠そうとするのか?
という疑問が出てきますが、GoogleやYahoo!の説明によると、SSL化はユーザーのプライバシーを守るために設けられた必然の措置だ的な事が書かれています。まぁ確かに誰でも自分の悩みは大っぴらにされたくありませんよね。うんうん納得。。。なわけねーだろ!!これはどう考えても検索エンジン側の壮大なタテマエでしょう(笑)。
これは検索エンジンを運営している企業の利益構造を考えると分かると思います。検索エンジンはビッグデータを収集して大きな利益を上げていますが、それには多種多様なコンテンツ、つまりユーザーの様々な検索ニーズ=検索クエリに応えられる多様な記事が必要です。GoogleもYahoo!も、めちゃくちゃ規模の大きなNAVER まとめのようなもんですからね。
最近ではアフィリエイトに参加する人が非常に多くなりました。といいますか、ブログやっている人で広告貼ってない人なんてほとんど見かけないぐらいになりました。つまり多くの人がお金を生み出すために日々せっせとコンテンツを増やしていて、それがそのまま検索エンジン側の利益になっているというわけです。
でもここでコンテンツを生み出す我々側がみんな一様にユーザーのコンバージョンキーワードを把握したらどうなるでしょうか?答えは簡単です。コンテンツが偏ってしまうという悲劇が起きます。これは検索エンジンにとって避けたい事態です。そりゃそうですよね。ユーザーが検索クエリを検索窓に打ち出した結果、どれもこれも似たような内容のコンテンツ(ページ)が並んだらユーザーも呆れます。そして検索エンジンの信用が落ちていきます。そりゃまずい。
数年前に、トレンドアフィリエイトの教材、下克上によって芸能ブログが乱立しました。それによってコンテンツが偏り、ページの多様性が失われかけました。検索エンジン側としては、コンテンツ制作側には色々な視点や言葉で記事を書いてもらい、大きなものから小さなものまで、まるで重箱の隅をつつくようなきめ細かい解決コンテンツを整備したいのです。
まとめるとこうなります。
コンバージョンキーワードが明らかになる→多くのページが似たようなものになる
だからSSL化してコンバージョンキーワードを隠し、政策を推し進めたと考えるのが自然ではないでしょうか。
コンバージョンキーワードを力技で知る方法
でも私達アフィリエイター側としては、それでは困ります。どうしても成約キーワードを知りたいです。ニーズが知りたいです。だから調べました。
っとその前に、コンバージョンキーワード解析に使用する解析ソフトをご紹介します。
リサーチアルチザンプロが便利
結論から言うとリサーチアルチザンプロという解析ツールとGoogleサーチコンソールのあわせ技で調べていきます。
少し前まではGoogleアナリティクスだけでコンバージョンキーワードを調べ上げることができたのですが、最近はほとんどの検索クエリが[not provided]となって伏せられるようになりました。Googleサーチコンソールを使えば検索クエリを調べることができますが、曜日別なのでかなり大雑把です。だからリサーチアルチザンプロの力を借ります。
リサーチアルチザンプロは一年契約で6,350円かかりますが、Googleアナリティクスよりもユーザー一人ひとりの動きを追いやすく、解析画面も非常に見やすいです。これで月500円ほどならば、解析に掛ける手間と時間を考えると安いもんです。
忍者アクセス解析やi2iアクセス解析は広告が邪魔!
無料の解析ソフトとしては忍者アクセス解析やi2iアクセス解析が有名です。実際使ってみても解析画面がアナリティクスなどよりも分かりやすく、設定も簡単で解析初心者でも問題なく使うことができるでしょう。
ただし無料ですから広告が入ります。パソコンビューでは目立たないのですが、これらの解析ソフトを入れたサイトをスマホで見てみると、邪魔な追尾型広告が入ります。スクロールするたびに付いてくるイライラするアイツです。
追尾型広告はスマホに表示される広告の中では軍を抜いてクリック率が高いです。しかし無理矢理感が強いですし、グーグルアドセンスなどは追尾型広告の使用を禁止していることからもユーザー目線ではないと思います。そんな広告が自分のサイトに表示されてしまうのですから、やっぱり無料ソフトは無料レベルだなぁと感じます。
当然これらの無料解析ソフトも有料タイプに切り替えることができ、広告を消すこともできます。ただ有料にするのならリサーチアルチザンプロのほうがヒートマップやコンバージョンまでのユーザー別の行動などを追いやすいため、忍者とi2iを使う理由がなくなります。
キーワードを調べる具体的な方法
具体的にはコンバージョンした日付時間とコンバージョンリファラ(成約をあげたページ)をASPの管理画面で調べ、同じ時間にアクセスしてきたユーザーを個別にリサーチアルチザンプロで追っていくというものです。ASPの管理画面のクリックされた日付時間とほぼぴったりなコンバージョンの足跡があるはずです。
ユーザーのことを調べると、使っていたブラウザやOSやデバイス、それにどのページから入ってきてどのページに移り、最後はどのページのリンクから離脱していったのかがひと目で分かります。これだけ詳細な動きをアナリティクスで知ろうとしたらとても大変ですからリサーチアルチザンプロは凄いです。余計な広告も出ませんしね。※有料だから当たり前か。
必要な材料が揃ったら、あとはGoogleサーチコンソールで日付とページ、それにユーザーが使っていたデバイスを絞り、当日クリックされた検索クエリを絞り出して、その中からコンバージョンに繋がったであろう検索クエリをピックします。ホント地味ですし、確定検索クエリでもないですが、私はこんなことをしてサイト改善に役立てています。
今はこれ以外のコンバージョンキーワードを知る方法を知りません。この方法にたどり着くまで、様々な解析ツールを導入したり、MySQLデータベースから抜き取ってみたりしました。でもネットに書いてある2017年3月以前の情報はどれもこれも過去の情報で、完全SSL化された検索エンジンの前には無力でした。。。
コンバージョンキーワードまとめ
この方法はコンバージョンキーワードの候補が分かるだけで、正確に掴めるわけではありません。でもある程度人の気持ちを考えることのできるアフィリエイターならば、悩みの深さを推し量ることぐらいできるはずです。どのみちロングテールキーワードばかりですから、そこまで正確に狙い撃っても仕方ないという側面もあります。
ただ、検索エンジン側の利益を考えた時に、これから私達アフィリエイターがとるべき行動としてあえてコンバージョンキーワードを無視するぐらいのほうが丁度よいのかもしれません。無視するというか囚われすぎないといったほうが適切でしょうか。
検索エンジンアルゴリズムは日々改良され、どんどん人に近くなっています。近い将来、コンバージョンキーワードを元に作られたコンテンツばかりのサイトは、総合的な価値が薄いとして容赦なく検索圏外に吹っ飛ばされる可能性も大いにあると考えられますよね。
自然界も色々な生き物がいることで成り立っている、つまり多様性の重要さを考えると、検索エンジン側の利益もちょっとは考えていくべきなのかもしれません。つまりいろんな切り口でコンテンツを用意するということですね。
この考えは果たして近道か、遠回りか…。選ぶのはあなたです。ふっふっふ。