20 Sep 2015
しんです。
生きていくにはお金が必要です。日本人は世界一貯金が好きな国民と言われています。今現在の日本のソブリン格付け(ムーディーズ・S&P・フィッチによる国債格付け)は世界第14位です。
経済的に落ち目の日本がこれだけの地位を保っていられるのも、国民一人ひとりの豊富な金融資産のおかげだと言われています。
お金って何?貯金ってどんな行為?
日本はお金持ちだと言われます。
でもお金って実体の無いものですよね。特に紙幣というものは。そもそもお金って何だと思いますか?
それは「信用」です。
日本のお金は日本銀行が発行する「日本銀行券」というもので、世界中からの信用のもと価値が決まっていて、日々変動しています。つまり日本への信用がガタ落ちになると、今日の一万円が一夜にして1円にもなるという恐ろしいものなんです。FXなどが良い例ですよね。為替、相場の世界です。私たちはそんなものに日々翻弄されているわけです。
お金だけでなく、土地などもそうです。その信用がMAXになり、実質的な価値が付いていかずにお祭り騒ぎになったのが、いわゆるバブルと言うやつですよね。
しかし、逆に言えば信用を得ることができれば日本銀行券だって今以上の価値を持つことになります。まぁバブルは良くないですが、信用を得るためにはどうしたらいいのでしょうか。その答えが、私たち人間の経済活動の根源にあると思います。
日本は資源の無い国です。だから自ら価値を生み出し、世界の信用を集めることに死力を尽くしました。何か資源を手に入れたら、一生懸命加工して必死に売りました。その結果メイド・イン・ジャパンというブランドが生まれ、日本への信用は厚くなり製品の価値が高まりました。そうして日本はお金持ちになったのです。
もし日本人が集めた金属や鉱石をただ貯め込んでいただけだったら、今日の日本の繁栄は無かったどころか他国に侵略され奴隷にされていたかも知れないのです。
これは個人でも同じではないでしょうか。意味なく資源を貯めこんでいても何も価値を生み出すことはないのです。それどころか、どんどん信用を失い気付けば無価値になっていたなんてことが起こりうることぐらいは少し考えたらわかります。
貯金ってなんでしょう。
それは「このイモは食べられるから」という信用でみんなで協力してイモを集め、倉庫に沢山詰め込んで保存していたのに、誰かが1つだけいざ食べてみたら恐ろしく不味くて全員ショックを受けた。
→その瞬間全てのイモへの信用が無くなり、全部廃棄処分!というリスクを抱えているのが貯金という行為なんですよ。
つまり「このイモは美味しい食べ物」というみんなの信用で社会が成り立っていたわけです。イモを日本円に置き換えてみてください。本当は価値などないものをただ貯めこんでもしかたないのです。
ただ、〇〇をしたいという明確な理由があって使う時期も決まっている貯金であれば良いのですが、やはりその間のリスクを避けることはできません。誰が最初に突然イモを食べるかわからないからです。とはいえ私だって貯金は欲しいです。だから銀行にお金を預けるというリスクをきちんと理解して、将来は資産を分散させリスクヘッジすることを考えてます。
また、貯金は節約とは全く性格の違うものです。
節約は何か目的、目標があって無駄を省く行為ですから、無理のない範囲で楽しく行えば素晴らしい事だと思います。目的を持ってお金を稼ぎ、目的を持って節約をし、目的を持って残ったお金を自分に再投資する。この流れを続けることが最終的に大きな信用を得ることに繋がります。
浪費はいけませんよ。帰ってきませんから。
これからも残念ながら日本銀行券という紙幣の価値は保証されませんが、あなたが投資した脳みそへの知識経験は一生不滅ものです。だから銀行にあなたの得た信用を集めるのではなく、あなたの脳みそに集めてエネルギーにしていきましょう。
だいたい銀行って、あなたのお金を使って勝手に商売して大きく儲けているんですよ。そのお礼が年率0.01%という数字で返されます。どう考えてもおかしいし、理不尽ですよね。笑
最後にまとめを・・・
あなたの得た大切な信用の貯金先を間違えない。
目を見開いていきましょう。