ありたい姿へ向かってビジネス開始!アドセンス副業からオフサラ(自立)目指し一人で地道に取り組む資産型趣味ブログ創造計画

【最終更新日】2018/09/22

ブログ記事の丸パクリ問題への対策はCAT思考に切り替えること

しんです。

私の運営している趣味ブログの記事が、同じジャンルの大手サイトにパクられていました。一瞬頭に血が上りましたが、半日冷静に考え、マーケティング視点で対策を考えてみました。

そうしたら驚くべきことに、「原因は自分にあった」ということが分かりました。

ここでは、もしあなたの記事が盗用された場合の一般的な対抗策と、長期的視野に立った時の最善策について考えていきます。

目次

パクられた内容

趣味ブログでずっと上位表示していたあるキーワードがありました。ことの異変に気付いたのはGRCチェックしていた時のこと。

「あれ?2位に下がってる…」

順位変動などいつものことなので、あまり深くは考えていませんでしたが、かなり数字を出せる複合キーワードだったので実際にそのキーワードで検索してみると…。

なんと私の記事タイトルそっくりの記事が1位表示されていて、それは良く知っている大手の情報サイトであり、なによりもその記事内容が私の記事のほぼ盗用だったのです!!

なんということでしょう…。

そのやり方が凄いです。見出し構成や使用している画像はほぼ同じ。引用している動画も同じ。記事内ランキングの順位もほぼ同じ(1位と2位が入れ替わっている)。これは読む人が読めばパクったなというのがすぐわかる内容です。

ただ巧妙だなと思ったのは、文章を丸ごとコピーされたのではなくリライトされていたことです。リライトといっても切り口を変えるということではなく、文章の前後を入れ替えただけの稚拙なものですが、きっと外部作業ライターによるリライト記事でしょう。限りなくブラックに近いグレーなリライトでしたが、フルコピーではないためGoogleに悪質サイトだと補足されなかったのでしょうね。

考えられる対抗策①Googleに通報する

記事をパクられた場合、一記事ごとGoogleに通報できますが、これは完全にフルコピーされた場合に有効です。

しかし今回の私のケースは巧妙なリライト。きっと通報されたら、「これは外部ライターの独断編集によるもので、弊社には責任がありません」なんてこと言われると思ったので、まずは証拠を残しておこうと思いました。

ウェブの証拠といったら「ウェブ魚拓」。これは今公開されている記事をそのままの形でクラウド上に残しておけるサービスです。このウェブ魚拓を対象サイトの記事に対して実行してみると…。

なんとブロックされました。

相手はかなりやり手なようです。記事量産におけるリスク対策をすでに取っています。

まぁ魚拓系サービスは1社だけではないので、海外の魚拓サービス「Freezepage」で証拠を残しておきました。

YouTubeの時と同様、消耗戦の予感がする

実は数ヶ月前にも違うサイトに、私のブログの記事をユーチューブの白文字スクロールテキスト動画コンテンツ化して丸パクリされたことがありました。

この当事者は数十記事も盗用していたため、全記事ユーチューブに「著作権侵害動画」として通報し、当該動画を全て削除してもらったのですが、正直これらの作業は通報しても雨後の筍のようにどんどん量産されるためいたちごっこになるので疲れます。(笑)。※今は盗用サイトは消えています。

だから今回も同じ予感がするのです。だったら考え方を変えたほうが生産的だと思いました。

考えられる対抗策②DOGとCAT視点で思考を切り替える。

さて、記事冒頭でパクられた原因は自分にあったと述べましたが、これは私の記事が最初からパクられる要因を複数含んでいたというオチです。パクられて当たり前の内容だったんです。どういうこと?じゃあどうすりゃいいんだ?ってとこまで解説します。

「DOGとCAT」ってご存知ですか?犬と猫、じゃなくてマーケティング視点でのDOGとCATって概念です。

簡単に解説すると、DOGはパクられやすく、CATはパクられにくいということになります。私のブログ記事はまさにDOGだったということが問題でした。DOGはの詳細はこうです。

  • D デジタル(Digital) パクリ、コピーが容易
  • O オンライン(Online) 一瞬で拡散するためライバルと安値競争
  • G グローバル(Global) 海外の安い労働力とガチンコ勝負

ブログ記事は、基本デジタルでありオンラインでありグローバルです。私の記事は日本語で作っているので多少はローカルですが、全世界に公開されています。でもこれはハードの話。大事なのは中身、つまり記事の内容に関してです。

パクられた記事はトレンド系ではないのですが、まぁ誰が書いても同じような内容になる量産要素たっぷりな記事、つまりノウハウ提供型でした。だからもとからリライトされやすく、構成もまるごとパクられやすかったのです。東南アジアにパクられまくる、ただの便利な日本の家電のようです。家電屋に行って帰ってきて覚えている商品いくつあるでしょうか。

これに対してCATはというと…

  • C コージー(Cozy) 居心地の良さ
  • A アナログ(Analog) 不思議な魅力 
  • T タッチ(Touch) 共感と触れあい

順番が前後しますが、デジタルではなくアナログに、オンラインではなくタッチに、グローバルではなくコージーにという意味です。簡単に言うと、人の温かさを感じリラックスできる他にない魅力を出していこうというものです。チェーン店のカフェではなく近所の顔なじみの美味しいコーヒーとゆったりした時間を楽しめるカフェ、家電でいうとアップルのようなプロダクトです。

パクられにくい記事というのはCATの要素が入っているのです。他にはない内容で、すごく共感できて、もっと知りたい触れ合いたいと思わせる、なんともいえないサービス的な魅力があるのです。このなんともいえない魅力というのはなかなか真似しようにもできるものではありません。コンテキスト(文脈・背景)の部分ですからね。

DOGレースから逃れるためにできることは?

今、私達の身の回りの仕事は、ほとんどがDOGレースと化しています。

どこでも効率化、最速化、最適化され、とにかく数字をあげろと言われます。でもこれこそDOGレースなんですね。放っておくと安値競争と長時間労働によりどんどん疲弊していきます。圧倒的体力とスピードのある大企業ならこの戦法で走り抜けて市場を一気に席巻するなんてこと可能ですが、個人ビジネスでこんなことやってたら心臓いくつあっても足りません。1位のみが生き残る世界です。業界最王手のカカクドットコムは有名ですが、2位がどこか、あなたは知っていますか?

ブログも同じで、量産コピー記事はともかく、早く効率的にPVを稼げる記事を沢山書こうとすると、どうしてもDOG化していきます。

 

私は一時収益重視の思考が強くなりすぎて、この視点が抜けかけていました。確かにDOGは覇権を取れば馬鹿みたいに稼げます。でもそれは一時だけで、まるで焼き畑農業みたいです。私はもっと自分のブログを大切に扱っていきたい。感情を入れ込んでCAT化していきたい…。

量産しまくって稼げなくなったら捨てる、そんなビジネスも否定はしませんが、自分は無機質なことを続けることができません。本当に成功する人というのは目的に向かってドライにタスクをこなせるのでしょうね。そういう意味で私は事業家としては甘ったれ、失格なのかもしれません。だからサラリーマンを続けているというのもあるでしょう。

私は所詮はただの一般人です。ハートは鉄製ではなく残念ながら普通のものです。だから一生懸命考えて書いた記事をパクられたら嫌ですし頭にもきます。でもそれは仕方のないことです。パクる側は生み出すことが難しい。「生みの苦しみ」ってよくいいますよね。

自然界で創造側にいる植物達は、そのままでは無価値な土の栄養素を集め、価値ある美味しい果実を作り出します。対して動物達は自分で栄養素を生み出せないから植物を食うしか方法がありません。でも動物が果実を食うから植物も繁栄できるのであって、果実を無断で動物に食われて「ドロボー!」なんて怒っている植物など存在しません。つまりバランスしています。

 

ビジネスの世界はどうでしょうか。まずは事業家がアイデアを具現化し、参入者が模倣してさまざまなサービスが市場を拡大させ、最後は飽和して衰退していきます。要は自然界の営みと全く同じということになります。

いつの時代も創造主は辛い作業の連続なのかもしれません。そして捕食側も常に不安定で大変です。新しいことを0から生み出すことに情熱を感じるのか?リファインして拡大させることに情熱を感じるのか?最後に少しばかりのおこぼれを頂戴することに情熱を感じるのか?もはやどう生きるか?というお話になってきましたね。

というわけで、私は真似された記事は記事で栄誉だと思うことにしました。なぜなら、真似されるぐらいの魅力がその記事にはあったからです。そして、その記事を最初に生み出したのは私です。だから今度はその記事の道筋を少し変え、簡単に真似できないようなもっと魅力的な記事を書いて、質の高いお客さんを相手にしていくことにします。

最後に

ずっと、自分が好き勝手に書いた文章が一番いいと思っていた…。

私が初めてホームページというものに日常的に触れるようになったのは今から20年ほど前です。当時、個人で運営されている先輩たちのマニアックで面白くて小規模な趣味のホームページが沢山あって、「自由に書いていて楽しそうだなぁ」と感じながらいつも夢中で見ていました。そしてそんなサイトを私自身も作りたいとずっと思っていました。

そんなウェブ業界ですが、数年前、キュレーションサイトが台頭してきて、ウェブ上から面白いブログやサイトが本当に減りました(減ったというより検索に引っかからなくなった)。そして今はどこを見ても同じような作りのブログばかりで、個性もこだわりも薄い気がします。義務教育のようなページが蔓延しています。そのような薄いページは読んでいて個人的にちっとも面白いと感じません。

 

読んで面白いと感じる文章を書くには…。そんなことを面白く解説してくださっている方がいます。堀井憲一郎という方です。

堀井さんの著書「いますぐ書け、の文章法 (ちくま新書)」の中で、「文章はサービスである」「人は、人の考えはあまり聞きたくない」「自己表現をしたい人は文章書きになれない」と言い放った堀井さん…衝撃的ですよね。でも本当だと思います。この本をはじめて読んだ時、私はプロの物書きにはとてもなれないだろうなと思いました…。この本は大好きな本で、定期的に読み返しています。いますぐ書きたくなる衝動に駆られます(笑)。

純粋に自分のことだけを考えて書くブログは、収益化しないほうが健全かなと。だってそっちのほうが思い切り自己表現できるから。楽しいでしょ?そっちの方が。ブログで収益化しようと思っているのなら、自分の脳内を発散して楽しむのではなく、その発散によって相手が楽しめるかどうか?そこが楽しいと思えるかどうか?が分かれ目だと思います。

好きなことを書いているように見えて、実はそうではない、読み手をとことん楽しませる、そこに楽しみを見出す。

「書きたくて書きたくて仕方ない、この面白いことを誰かに伝えたくてウズウズしている、この世界観を分かってもらいたい、好きな人だけ読んでくれればいい」。そんな風に見えた当時の未完で少し刺激的なサイト運営をされていた先輩たちも、実は相手のことを考えて文章書きをしていたから、私自身とても楽しく心地良く読むことができたのでは?今はそんな気がします。

私も先輩たちに習って、もっとCATなサービス提供を長く楽しもうと思います。

PROFILE


オフサラリーマンやってます。
都内で会社員やりながら副業趣味ブログ運営で
本業収入を超え、順調にオフサラ進行中です。
【運営ブログDATA】
運営ブログ月間MAX総アクセス数:70万PV
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