16 Sep 2016
しんです。
8月は本業・副業共に色々と忙しくずっとバタバタしていました。
新しい試みなんかにもどんどんチャレンジしているので、正直趣味ブログの更新が疎かになっています。ヤバイです。アウトプットが追い付かない…。未処理の経費のレシートが溜まる…。
しかし放っておいても収益が膨らんできているので、やっぱり趣味ブログ運営は面白いなと感じています。
それはそうとGoogleのアドセンス審査が以前よりも厳しくなり、広告表示可能数が無制限になりました。
つまりこれからはより検索エンジンが磨かれ、真っ当に運営するブログだけが正当評価を受け市場を欺こうとする不穏分子と差別化されていくというお話をします。
目次
8月の総収益は20万円にあと一歩届かず…(泣)
先月のアドセンス収益は163,835円でした。実際の振込額は少し減額されるのが悲しいですが、初めて10万円台後半に到達しました。
これは私の趣味ブログが夏休みなどの行楽需要によって伸びたのが大きかったのかなと思います。去年は全くアクセスの集まらなかった記事にも凄くアクセスが集まりました。ほんとにしぶとく稼いでくれています。笑
物販含めたネットビジネスの総収益は194,006円。惜しくも20万に届かず。うーん、何度数えても20万に足りず…。でもまぁこのペースだと今月は確実に超えそうです。
来年は確定申告をする必要があるのですが私は副業サラリーマンなので65万円控除付きの青色申告は諸事情により厳しそうです。つまり来年はがっつり税金持ってかれるということです。泣
う~ん、どうしよ…。
アドセンスの審査が厳しくなったことに対して
さて、アドセンス。今年の5月頃から一気に審査が厳しくなりました。
今までは最低限のブログ設定を済ませ600文字で10記事ほどの日記記事を書けば確実に通ったのですが、今は通りません。
具体的にはアドセンスポリシーを順守し、
- プロフィール
- お問い合わせフォーム
- 目次(サイトマップ)
- カテゴリー(未分類を避ける)
- 1,000文字以上の役立つ記事を20記事
- 運営期間2ヶ月以上(WordPress日時指定投稿でズラシ可能)
- 明確なブログテーマ
- アフィリエイトリンク無し
- 著作権違反無し
このような条件をクリアしないと審査に通らなくなりました。
これで一部では「もうアドセンスは終わった」などと嘆かれておりますが、反対に言うと真面目にブログに取り組んでいる人(取り組もうとしている人)にとっては非常にチャンスといえます。
なぜならユーザーにとっても広告主にとっても邪魔でしか無い自分勝手なブログ運営者の締め出しに繋がるからです。その代表的なものが安易なトレンドブログや売りたいがためのユーザー無視アフィサイト(アフィカス・クソサイト)でしょう。
もういい加減このようなサイトは増えてほしくないというのがGoogleやユーザーの願いであり、アドセンス審査を厳しくして参入障壁を高めるという当然の施策になったわけです。
無価値サイトに広告を表示させることは広告主にとっても不利益ですから、これからもどんどん淘汰されていくでしょう。そして私たちはそんなことを気にもせずに地道にユーザーのために創造活動を続けていけば良いと思います。
アドセンス広告の無制限表示解禁について
同じくGoogleのルール改定によって今年の8月にアドセンス広告の表示可能数が無制限になりました。
「よっしゃラッキー今までよりも稼げるぜ!」ではありません。ここは今まで以上にプレッシャーを感じるべきところです。
つまり広告表示のさじ加減を個人個人の判断に委ねられたということです。今までは3つまでだったのである程度のブログの品質というか「品」が保たれていましたが、無制限になったことによって「品」を失うブログが出てきます。
それによって起こることはブログの「ユーザー離れ」と「広告主離れ」です。
元々コンテンツに関係のない広告が数多く表示されることを喜ぶ人はいませんし、第一属性の違うターゲットにズレた広告を大量に表示されることも広告主側にとってリスクです。だから最適な広告の塩梅を自分で判断してブログの価値を高める必要が出てきたのです。
すでにiPhoneなどでは広告表示OFFは標準機能として実装されています。無理して広告を設置して内部に歪みが生じたあまりにも目障りなブログはすぐに締め出しを食らうでしょう。
Googleアドセンスヘルプの「広告の配置に関するポリシー」では以前まで書かれていた広告数に関する記述が消え、代わりに「価値の高い広告枠」という記述が加えられています。以下はGoogleアドセンスヘルプページからの引用です。
価値の高い広告枠
広告や有料の宣伝用資料は、配信するページのコンテンツよりも多くなってはならないものとします。また、コンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります。許可されないページの例を次に示しますが、これらに限定されません。
第三者が提供するコンテンツに付加価値を付けずに、コンテンツをミラーリング、フレーム処理、スクレイピング、リライトしたページ
サイト運営者様が提供したコンテンツよりも、広告の方が多いページ
手動によるレビューやキュレーションなしで、自動生成されるコンテンツのページ
広告配信専用ページ、コンテンツのないページ
ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していないページ
上の文ではコピーコンテンツやロボット生成コンテンツはダメだよということを指摘しているのですが、私が気になったのは次の文です。
「コンテンツは、ページを訪れるユーザーの関心に合った、価値ある情報を提供するものでなければなりません。そのため、ユーザーにとって価値がほとんどないページでの広告配信と広告の過度な表示は、修正が行われるまで制限または無効にされる場合があります」
つまりこれからは、価値ある情報を提供するブログ・記事内容でなければ問答無用でアドセンス広告を制限されたり無効にされたりといったことが起こるということです。
まぁさすがにいきなりアドセンスアカウントを剥奪されるといったことは無いと思いますが、「誰に何を伝えたいのか?」を説明できない記事に対しては警告が来たり広告が表示されず白いままといったことは普通に起こると思われます。
だからこそ独りよがりのブログ運営は止めにして絶妙な空気を読むことができるブログ運営者を目指しましょう。とはいえ何も難しいことはありません。なぜならこれからも引き続きあなたもユーザーも嬉しくなるようなブログ記事をどんどん書いていけば良いのですから。
この判断ができないブログ運営者はこれからのインターネットビジネスの世界から静かに退場させられていきます。インターネットと言えども人と人との繋がりです。顔が見えなくてもロボットのような判断基準では機械的で表面的な価値に囚われ、真に人を喜ばすことはできないでしょう。
アドセンスの広告数もあなたが記事一つ一つに対して判断していくのです。〇〇文字で1広告とかそんな次元ではありません。「この文脈でこの位置に広告があれば自然だな」とか「この記事内容では広告設置はふさわしくないな」とか「今この記事は旬だから広告が多いとむしろ喜ばれるな」といった判断で丁寧に設置していくきめ細やかさが求められていくご時世になったのです。
それさえ注意していれば必要以上にGoogleペナルティーを恐れる必要はありません。大事なことはPDCA回すことですからどんどん実験検証して試行錯誤していきましょう。
まとめ
今回はアドセンスに関することをつらつらと述べてみましたが、そもそも本質的なことを考えてみると、ユーザーのことをろくすっぽ考えず「お小遣いが欲しいから」という理由ではじめ、ロクに勉強もしない新しい体験もしない、その上過去の経験も生かさないで更新し続けるブログなど誰の得にもなりません。※とはいえ私も最初はお金欲しさで始めましたけど…。
私達ブログ運営側だって普段の生活では色々なことをネットで調べますよね?その時あからさまにお金稼ぎだけを考えた無理矢理なアフィリリンクトラップで埋まったブログを読んでいると虫酸が走りませんか?あの感覚です。あなたのブログは大丈夫でしょうか?
広告主やGoogle、それにユーザーが望んでいるのは「ユーモア溢れる独自の価値」です。そのため最初はお金のために始めたブログ運営でも「好きなことを生かしてビジネスやってみたい」とか「この経験・体験を世に広めたい」といった思いに移り変わり夢が大きくなったブログが成果を出すのは至極当然のことと言えます。
これからもGoogleはどんどんルールを変更していくでしょう。そしてそれらは全て真摯なブログ運営者の追い風となり、それとは対照的にエゴイズムなブログ運営者にとって厳しいものとなります。
どちらが正しいとかはありません。どちらもビジネスの1つの方法としてただ存在しているだけです。だから陰でも陽でもあなたに合った方を選べば良いと思います。
ただ私は実際にリアルで人とあった時に恥ずかしくないブログを運営していきたいという思いがあります。ネットだから何しても平気という考えは一切ありません。むしろ自分の趣味ブログを名刺代わりにと考えています。私のビジネスは家の中だけで完結するわけではないし今後自分の経済活動においてネットビジネス以外の比率を徐々に大きくして他の世界のことも学んでいきたいと思っています。なぜならその方が私には合っているからです。
だから今のGoogleの目指すものと私の目指すもの、お互いの利害が一致しているのですね。その間は楽しくアドセンスブログを運営していくことができそうです。